2007年12月9日(日)
横浜「みなとみらいホール」において、渡邉順生先生監修で昨年12月に始まった全8回のピアノの歴史レクチャーコンサートが昨日幕を閉じた。
最終回の第8回は、「20世紀の幕開け」と題し、安田和信さん(講師)、小倉貴久子さん(Pf)のレクチャーコンサートとなった。
このコンサートは、シューベルトの回ではRosenbergerの貸出、ショパンの回では1838年製造のPleyelの調律と関わらせていただいたが、最終回は調律師の江守さんが所有される約100年前のベヒシュタインを使われると言う事だったが、現代のピアノを来場される方に弾いていただくのも面白いだろうということで参加させていただいた。
古いベヒシュタインは、自分も日常接しているので、ステージで活躍姿を見るのはは他人事ではない。
今回も思ったが、フランス音楽との相性は、ベヒシュタインが僕は一番あっていると感じる。
昨晩の小倉さんのフォーレもドビュッシーも洒落ていた。
ドイツ人が造るピアノの響きの相性がフランス音楽と合うのは不思議な感じだが、アンニュイな感じであったり、「さりげなく」シャルマンな感じがしたり、音色が多いのに濃くないのが僕は好きだ。(昔は濃くないとだめだったけど。。)