レシタティーボ

2008年4月2日(水)

前回ブログで紹介したが、サントリーホールで3月に行われた、ニコラ・ルイゾッティ指揮/フォルテピアノのフィガロの結婚のレシタティーボは、とても新鮮でまだ心に強く残っている。

楽しくて、魅力的な演奏だった。と言う月並みな言葉になってしまうが、セビリア理髪師の旋律や、モーツァルトのピアノソナタの旋律がいきなり出てきたりして、ワクワクとした演奏が、まるでとても上手いロックアーティストのアドリブを聴いている時と同様に、ルイゾッティ氏の全身から音が空に飛び散っているような錯覚すら覚えた。

Suntory Figaro

こういう演奏を聴く事ができると、自分たちが一生懸命やっている事も報われる日が来るのではないかという希望が出てくる。
固定概念の枠の中でしか物を捉えられないのは危険だ。

Suntory Figaro 2

今度、は横浜みなとみらいで行われるチマローザの秘密の結婚
で、フォルテピアノを使って下さるそうだ。
どんなレスタティーボが演奏されるのだろうか。とても楽しみだ。

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