修理ラッシュ

2008年9月27日(土)

ここの所ドック入が相次ぐ。
今回は、まさに “Der Fluegel”という呼称が如く男性的なピアノだ。

Boesendorfer Imp.

所有者のT先生の別荘に引取に伺い、どのように修復するか方針を決める。
過去に、ヨーロッパで修復されているが、非常に癖のあるタッチに仕上げてあるので、アクションのテコの比率を変更する修理を今回はする事になりそうだ。

しかし、この古いベーゼンドルファーは響きが太い。
浪々とバリトン歌手が歌うような響きは、バックハウスの弾くピアノの音色を彷彿させる。
温故知新とはよく言ったもので、先人の天才的な仕事は現代の多くを超越していると感じざる得ない。

この秋は少し、工房の中がいつもと違う様子でにぎわしくなりそうだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です