新潟県魚沼市の小出郷文化会館で行われた、ルドルフ・マイスター教授のピアノマスターコースレッスン合宿に、調律とセミナー講師と営業の一人三役で参加をさせていただいた。
合宿には、現在ピアノ講師をされている方~現役の音大生まで参加してくださり、一小節毎と言っていいくらい細かなアドバイスを聞いていると、表現の可能性の広がりや、ピアニストのしたい事ががんがん伝わってきて自分にとってもとても勉強になる。
ここ、小出郷文化会館のピアノマスターコースレッスン合宿の大きな特徴は、大ホールのステージで、ベヒシュタインとスタインウエイの2台のフルコンサートピアノを使いレッスンが行われる事である。
演奏会をイメージしながら、小さなレッスン室の響きをから想像して音を造るのではなく、まさに、レッスンそのものが演奏会の響きの中で行われるので、参加される人からは、コンクールやリサイタルの具体的な準備ができるという事で、このスタイルに高い評価をいただいている。
最終日に公開のコンサートが行われるのだが、今年は、この公開コンサートに参加者全員がなんとベヒシュタインを選んでくださった。
半々くらいの事が今迄多かったが、一昨年や去年と比較し、ピアノの状態が極端に変わったわけではないので、音を造る上での楽器へのアプローチの仕方が年々変わってきているのだろうか。
因に、このホールに設置してあるベヒシュタイン ENは、80年代にベルリンフィルでアンドレ・ワッツ用のピアノとして活躍したピアノだ。
で、魚沼市・小出郷文化会館から月曜昼前に戻り八王子で半日の息継ぎ後、火曜の朝5時55分発の電車にのり成田へ。。
昨日は、フランクフルトのベヒシュタインセンターで行われた、ベヒシュタインの各国の代理店を集めたセミナーに参加した。
今日からフランクフルトメッセが開催される。