福岡/長崎

2008年2月23日(土)

まるでホテルみたいですね。。
と九州の営業担当のIさんと、今回販売にご尽力いただいた長崎のHさんと思わずロビーの天上を見回した。

ベヒシュタイン A.190 マホガニー艶出しが設置された日立製作所が福岡に作った日立博愛ヒューマンサポートの石の床のロビーは、ドイツの建物の中での調律を思い出させた。

オープニングイベントでHさんが弾く為、調律後軽く音出しをお願いすると、Hさんはほころんだ顔をこちらに向け、このピアノ良いですね。と言って下さった。

Hitachi A.190

八王子の工房で出荷調整を丁寧にしていたN嬢の姿を思い出しながら、このピアノを仕上げてくれたスタッフに、そして、多くの人に音楽の歓びを伝えてくれる事のお手伝いができた事に感謝しながら、調整の終わったピアノを組立てた。

さて、下は5階のレストラン。;

Hitachi Romantica

これは、ルノアールの有名な絵画の中に姉妹と共に描かれたピアノを復刻させたプレイエルのロマンティカというピアノ。
レストランのテーブルには、シャンペングラス、白ワイングラス、赤ワイングラスが置かれていたが、時を忘れさせる演出ができる、この空間にふさわしいピアノが選ばれたようだ。
Hさんとこのピアノを選ばれた責任者の方の趣味の良さを感じられる。

ここでの仕事を切り上げ長崎へ。
今日、ベヒシュタインをお餅のO先生のお宅で調律。
O先生は、現行のモデルM/Pと100年程前に作られたモデルVの2台のベヒシュタインのオーナーだ。

昨日訪れた福岡の日立博愛ヒューマンサポートのロビーに堂々と高貴な響きを満たしていたのは、

CB V Fam. Ohi

のDNAがあったからだ。(Vの響板の上に張ってある王室御用達の証)
と、妙に納得してしまう。

で、今日も、長崎空港迄海上バスで移動した。
船も飛行機も今日は良く揺れた。。。

Nagasaki Schif

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