2008年12月23日(火)
杉並区にお住まいのM先生のお宅に以前から調律にお伺いしている
で、今回にお伺いすると。
M先生「学校も定年も迎えたし、これから自分の音楽をもっとやって行こうと思い、やはり思い切ってピアノを新しくしてしまおうかと考えているんですが、新品のSの180cmと」
MK「それも良いでしょうが。。 先生。なにもかも我田引水するわけではありませんが、一度新品のベヒシュタインのM/Pをゆっくりお弾きになって考えてみませんか」
M先生「でも、昔からSが好きなんですが」
MK「古い物はともかく、最近のベヒシュタインゆっくりお弾きになった事無いですよね。高いお買い物ですからいろいろお弾きになってみないと」
云々。。。
という事で、それから約一週間後、千歳烏山のショールームにお越しいただいた、勿論調律の準備は自分で行い。2時間程お弾きいただいた。
M先生「認識が変わりました、同じように音が作れるんですね。響きもとてもいい感じで。。良いピアノを教えて下さってありがとう」
と。。。その検品の1週間後の昨日、ベヒシュタインM/Pは無事納品。
丁寧に窓から運び込まれるピアノを見守り。
組立て。
いつも納品にはドラマがあるが、ブランドイメージからではなく、自分の言葉を信じて下さり、ご自身の感覚で判断して下さった事に感謝の気持で満たされた、忘れられない一日になった。