舞台裏

2008年2月15日(金)

鍵盤楽器は文字通り鍵盤の楽器で、鍵盤の動きが弾き心地の多くの部分を決める。

昨日の午前中はベヒシュタインのMを世田谷のY宅で調整した。
鍵盤がストレス無くスムースに動くようにせっせとピンを磨く。。。

CB M Klaviatur

地道な作業だが効果は音でも判断できる。

新しいピアノを数年使用したものは、殆ど場合ピンの滑りが悪くなっている。鍵盤の基本になる作業がその後の整調のしっかりした土台になる。土台が悪ければ建物もぐらつくよう、寸法をどう工夫しようが、基礎作業をはしょると思い通りにいかないものだ。

急がば回れ。。。と言う言葉通りの作業。

今日は。。
宮崎県西都市(西都原古墳のある町)のホールで、スタインウエイDのオーバーホール納品後の納入調整。
キャパ1,000人のホールステージに置くと、八王子の工房で聴いた時の整音状況と随分違うのに、解ってはいたものの驚かされた。

そしてやった事:

鍵盤の深さの調整。。

まず基礎作業をできるだけ丁寧に仕上げた。
それから、少し整調関係を流し。

整音

少し前、アーティストカスタマーサービスの阿部君が、津田ホールでベヒシュタインのフルコンサートピアノのコンサートサービスをし(調律と整音)高い評価を受けた。
華やかに見える世界だが、コンサート前の彼の試行錯誤と想いが、こうしてステージ上で真新しいハンマーに直面すると手に取る様に理解できる。
整調/整音に王道は無い。コツコツ積み上げる基礎作業が最も大事である。

Saito-shi Hall Steinway D

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