録音

2007年4月17日(火)

「もう一度取直そうか。。。」

良い演奏だったのに。。何処が気になるのかな?
と、考えるのは何度目だろう。

今日は、北千住にある、東京芸術センターでルイ・レーリンクさんの録音の二日目だった。
最近は、テープではなくて、ハードディスクに録音データーが蓄積される。
準備した後も、何年か前の雰囲気と比較するととてもすっきりしている。

今回は、このホールに納品された、プレイエルとベヒシュタイン二台を使い、曲によって使い分けよう。
と言う考えで録音に挑んだ。

昨日は、プレイエルを使い、今日の午後からベヒシュタインの録音となった。

TGC Rec Pleyel

プレイエルは、1920年代のピアノのリメイクなので、音はおとなしいが、中低音は柔らかく広がり、高音が明るく可憐だ。
ルイさんが弾くと、ヒアノが豊かに鳴り響く。
少人数のオーケストラのような感じと表現すれば良いのだろうか、色彩が変化する。
奥さんの春山さんと、楽譜を見ながら録音した演奏を何度も確認しながら録音は進められて行く。

TGC Rec

夜は、早めに解放していただき、今朝も昨日同様速くから調律に取りかかり、今日から録音されるベヒシュタインを仕上げた。

ルイさんが弾き始めた。

オーケストラが変わった。
本当に変わった。

奥行き、人数が違うと言えば良いだろうか。
同じ指揮者が、違うオケを振っているような感じだ。

TGC Rec Bechstein

略2時間おきに調律をひろい、頭がもうろうとし始めた所で今日はおわった。

明日が、録音の最終日。
CDは夏頃完成予定だという事。

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