モデルの変遷 アップライト編 その5

2022年4月10日(日)

 

再度アカデミーシリーズに改名し、今後はまたA114がA2、A124がA4というモデル名に順次変更されていくと聞いています。数字が小さい方が小型という以前のナンバリングとは逆になっています。(この辺りは欧州車のモデル名に似せているのかなと思います)

販売している私たちも時に混乱してしまいますが、マイナーチェンジ、モデル名の変更が多いベヒシュタインらしさが如実に表れていると思います。(日本には在庫の関係で定期的な輸入をしていないモデルもあります)

また今後アカデミーでは、木地仕上げのモデルが原則無くなります。これはマホガニーやウォルナットなどの化粧板(特に上級のもの)の価格高騰によるところが大きいです。以前は「輸入ピアノは木地仕上げ」というイメージで販売していましたが、これからは黒艶出しが中心となっていくと思われます。もちろん時間とお金をかければ、木地仕上げのモデルも作りますので、希望の木があれば相談してみてください。ピアノを家具として考えれば、木地仕上げはやはり魅力があります。黒も深みがあってもちろんいいのですけど。

 

(ゴールドラインと呼んでいたシリーズは、その後Concert8のみコンサートシリーズに、それ以外はレジデンスシリーズと呼称が変わりました。シルバーラインのアカデミーはそのままアカデミーシリーズとして継続中です)

 

この後何十年かして上記の現行モデルが、中古ピアノとして流通しだす時、引き取り価格や再販売価格を決める際に、このモデルの変遷は資料として価値あるものになるのでは?等と思ったりします。(個人的にまとめたかっただけということですが) 修正、加筆はその都度行います。事実と食い違う点があればご指摘いただけるとありがたいです。

次はグランドピアノの変遷を調べて描きたいと思います。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です