2008年3月2日(日)
荻窪駅の吉祥寺よりの階段を上り改札を出て北側へ出て吉祥寺方向に少し行き、青梅街道方面に右に曲がる。駅から5分程で、リニューアルされた杉並公会堂の入り口をくぐる。
最近、調律やイベントの仕事で何回か往復し、町の風を感じられる位に歩き慣れた道だ。
杉並区は、音楽家・ピアノ教師が多くお住まいで、ピアノの企画行事には熱が入る。
先日も、ここでPTNAのステップを行ったが非常に盛況だった。中央から少し外れるが、とても個性的な企画が多く、音楽愛好家には愛着の湧くホールではないだろうか。
このホールには、3大ピアノと言われるスタインウエイ、ベヒシュタイン、ベーゼンドルファーが設置されていて、それがこのホールの個性を作る大きなファクターになっている。
リニューアルオープン後、過去2回程3大ピアノという事をテーマにしたコンサートが企画されたが、その評判も高く今年も7月25日に、このプロジェクトのコンサートが行われる。
話が少しずれるが、先日、PucciniのNessun dormaを例の3人のテノールは勿論、10人のテノールが立て続けに歌っているのが収録されている、SONY BMG Music Entertainmentから出ているCDをかみさんにもらった。イナバウワーで有名になったので、この様なCDが編集されたんだと思うが、一気にこの曲だけ聴いてみると何故3大テノールと彼らが言われたのかが頷けた。
ピアノのリサイタルに1時間半集中し、ピアニストの芸術性に心が動く事も勿論素敵な事だが、何故これらが3大ピアノなのかを杉並公会堂で再認識してみようかな。