W.Hoffmann WH162P ホフマン プロフェッショナル グランドピアノ 展示中(2)

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■ホフマン プロフェッショナル グランドピアノの響き

新登場した「ホフマン・プロフェッショナル」は、伝統的なベヒシュタインの響きを維持しつつ、
現代の大きな会場でも遠くまで音を飛ばせるような、伸びと太い輪郭を持った響きとなっています。

多くの大ホールに納入されているピアノは、
沢山の聴衆に音楽を届かせるために、豊かな音量、伸び、音圧感を実現するため、様々な工夫が凝らされています。
そうでなければ2000人も入るホールの最後尾で、ピアノソロの演奏会は楽しめないでしょう。

ベヒシュタインやホフマントラディションは、ポリフォニーを効果的に処理するため
音に分離感を持たせていますので、どちらかというと音の線は細めになります。
しかしこのホフマンプロフェッショナルには、分離感を保ちつつ野太い音圧を感じられる響きが混在しています。
つまり伝統的でありながら近代的な音楽の届け方-大きな会場で多数の聴衆に音楽を届ける―ことを想定した響きと言えます。
フレームや真鍮やロゴもシルバー仕様で、視覚的にも近代的なイメージがします。

このピアノで興味深い体験をしたのは、あるお客様がラフマニノフの鐘を弾いた時のことです。
中間部の3連符を含んだ多声になる部分で、声部は分離を保ちつつ
フォルテに向かって一つの音像が膨張していくような響きを感じました。
ベヒシュタインやホフマントラディションが持つ「アンサンブル的な感動」とは別の感動がそこにありました。

ピアニストのような「聴衆にどう聴こえるかを意識しながら弾きたい」方、
迫力ある演奏を好む方、
これから大曲難曲に挑んで周囲を驚かせたい!という方には、
このピアノがそれらの希望を支えてくれる大切なパートナーとなるのではないでしょうか。

試弾のご予約はTel(03-6441-3636)またはこちらまで。