第11回サードサーズデイコンサート終了

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今年最初のサードサーズデイコンサート(第11回)が1月15日盛況のうち終了いたしました。今回は若手ピアニストとしてご活躍中の迫香緒里さんと三浦万里さんに演奏いただきました。お二方は東京音楽大学でお互いに研鑚され、卒業後の現在は連弾ペアを組んで演奏活動をされています。前半はそれぞれソロで、後半はタイトルのペールギュントを連弾で、丁寧な曲に纏わるエピソードなどお話を交えながらの演奏会で来場者の皆様もリラックスして愉しまれている様でした。

 

お二人からメッセージ

 

【当コンサート出演のご感想】

♪三浦さん

今回、サード・サーズデイ・コンサートに出演させて頂けたこと、とても嬉しく思います。約30席のサロンという、お互いの息づかいも聞こえるほどの空間で、ベヒシュタインという素晴らしいピアノを弾かせて頂きました。前半に2人のソロ、そして後半には連弾でペールギュントというプログラムでしたが、たったピアノ一台でも様々な表情を見せることが伝わっていれば幸いです。

♪迫さん

お客様との距離も近く、アットホームな雰囲気で無駄な緊張感がなくピアノを聴いていただけたと思います。楽器も手に届く場に在るためお客様も普段見ることの出来ないことで楽しまれていました。演奏者としては弾く機会の少ないピアノで、そして状態の良いピアノを弾けるのが気持ち良かった(音が素敵だったので)

 

【ベヒシュタインピアノへのご感想】

♪三浦さん

ベヒシュタインは、いままで試弾したことはありましたが、じっくりと向き合って演奏会を共にしたことは今回が初めてでした。普段まったく違うピアノを弾いているので、このピアノの一番美しい音はどこだろう?と最初は探り合いから始まりました。でも、リハをするうちに少しだけ近付けた気がします。チーズ好きの私が、イタリアに行った時にモツァレラを食べた時のような目の覚める美味しさでした。ピアノ自体がアピールしてきて、次はこんな曲弾きたい、というイメージがとても湧いてきました。

♪迫さん

音を出す瞬間がとても心地好い。ストレートでクリアな音の立ち上がりで、無神経に音をだせばそのまま無神経な音になってしまう為、丁寧に脱力をして、と心掛けていました。実際良い音を出せると連鎖して響きが出来上がって行くのでピアノに導いてもらっているととても感じました。モーツァルトやスカルラッティなど、より透明感が求められる曲を引いてみたいと思いました。

 

【ご来場いただいたお客様へメッセージ】

♪三浦さん

ご来場頂きありがとうございました。ベヒシュタインの音、2人のピアニストそれぞれの音、そして両者の合わさった音、そして作曲家それぞれの音をお楽しみいただけていたら嬉しく思います。

♪迫さん

平日のお仕事帰り、足元の悪い中ありがとうございました。熱心にお話や演奏を聴いて下さっている時のお客様の目を見ていて、少しでも音楽を通してコミュニケーションがとれたのかなと嬉しく思います。ベヒシュタインの音色、ピアノ音楽、クラシック音楽、がこの日来てくださった方々のように、日常に溢れることは、豊かな感性を育む一歩であると思います。無意識のうちに経験された感動は、いつかご自身、自分自身を助けてくれる“種”であると思います。今日の演奏会が、お客様にとって何かの『きっかけ』になれたら幸いです。

 

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