Bechstein B208(A208) 納品しました。 ベヒシュタイン プレミアム

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 調律師様のご紹介でA様のご自宅にベヒシュタインB208(A208)が納入されました。
 今年の初めに赤坂ベヒシュタインセンターにご来店され、ゆっくりとベヒシュタインの響きを堪能して頂きました。自ら積極的に勉強の場に出ていらっしゃる非常にピアノに熱心なA様。お部屋の広さもあることから、大きめのピアノをお探しだったとのこと。赤坂ベヒシュタインセンターは比較的小型のピアノを中心に展示しているため、後日場所を変え東京ショールーム(世田谷区烏山)にお越しくださり、このベヒシュタインA208に出会われました。

 A208は現ベヒシュタインプレミアムシリーズの前名称アカデミーシリーズ時代の、日本で最後の1台となったモデル。A様の響きの好みを調律師様よりご教示賜り、ご希望に沿うべく弊社技術部が丁寧に調整して、A様のご来店を心待ちにしておりました。
 そして2月、調律師様と一緒にご来店され、しばらくA様お一人でピアノの響きを堪能。古典派~ロマン派の曲を中心に数曲演奏されてらっしゃるうちに、ピアノと先生の相性がみるみる近づいていくのを傍で拝聴していた私共も実感しました。

 一通りご試弾を終えた後、「鍵盤が指に吸い付くような一体感を感じた」とのA様のお言葉。音楽に真摯に向き合い、色彩豊かな音色を作られるA様にこのような評価を頂けたことは、本物のヨーロッパピアノを日本に広めていきたいという想いを持つ私たちにとってこの上ない喜びです。ベヒシュタインは響板のみならず、ケースも大屋根も、鍵盤を支える棚板も響きを作る振動体。音色の変化は振動部位の変化によって引き起こされます。この振動はタッチ感にも影響を与えるもので、A様は直感的にそれを感じ取られたようです。

 いよいよご納品の日。朝から雨模様で無事納品できるか心配でしたが、ちょうど納品時間に雨が止むという奇跡。
 納品は嬉しい瞬間ではありますが、同時に今まで弾いてきたピアノとの別れの瞬間でもあります。
思い出の沢山詰まったピアノが窓から搬出されていく様子を遠い目で眺めてらっしゃるA様の様子は、やはりどこか寂しそうな面持ちで、きっと色々なことを思い出されていたのではないかなと。。。
 そして入れ替えにA208の設置が完了。お部屋のスポットライトが黒いボディに反射し、威風堂々とした王冠マークがキラリと光っています。
これから数年かけてこのピアノが馴染み、熟成していく過程がとても楽しみです。
 このピアノと、今まで以上の沢山の思い出を作って頂けたら、と願っております。

 この度はご納品、誠におめでとうございました!

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