Erard

2007年7月8日(日)

友人のI君の関係から、フォルテピアノの修理や調整の話がここのところ入ってくる。

先日、
「古いエラールなんですけど一度見てもらえますか」
と、フルート奏者の女性から依頼を受け、市川市まで査定に伺った。

Erard UP Resonanzboden

楽器の基本的な状態はすこぶる良く、金属等の研磨、掃除と、整調を全行程行えばいい感じになりそうな鉄骨の使っていないアップライトだった。

弦もオリジナルでアクションの状況も良く、ヨーロッパでの保存状況も良かったようだ。

Erard UP Mechanik

静かに響く貴婦人のような響きが魅力的だった。

今月中旬に八王子の工房にやってくる。今、Nさんが修理を完了させた、20世紀初頭のベヒシュタインのアップライトと、この19世紀のエラールを比較したい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です