今回は、チェンバロ教室の菊池香緒里先生のご紹介です。
まずは、ご経歴から
東京芸術大学音楽学部器学科チェンバロ専攻卒業。文化庁芸術家在外研修員(2年派遣)として英国へ留学し、王立音楽大学大学院を修了。1997年に第3回ブロードウッド・ハープシコード・コンペティション(ロンドン)で第1位入賞。これまでに倉敷音楽祭や大垣音楽祭へ参加するなど、室内楽とソロの両方で意欲的に演奏活動を続ける一方、チェンバロやピアノの指導にも携わっている。2015年より弊社、音楽教室チェンバロ講師として赴任されました。
〈レッスン中のI様〉
菊池先生のレッスンに通い3か月が過ぎました。初めに渡された楽譜は、フランソワ・クープラン「クラブサン奏法」からプレリュード1でした。「あっ、これは前の教室でも渡された装飾音などが複雑で封印していた曲・・」「これは手に良いので皆さんにお渡しする曲なのですが、どうしても嫌でなければ・・・」とにっこり!「はい、やります」手によいのなら・・・。
楽譜を眺め、やっぱり難しい、、とポロポロ。しかし何度も弾いていくと輪郭が見え始め、解放されていくような気分を味わい、今はプレリュード2の美しい響きに魅せられていくようです。
バッハはチェンバロで!と思い続けてきたレッスンでしたが、何を弾くにもだんだん難しくなります。思うようにならないもどかしさの中、私のような者が弾いて良いのだろうか・・。そうお話したら「音楽は万人のためのものです!」と言われ・・。菊池先生の言葉は、いつも明快です。そして背中をおしてくれます。生きていく限り関わっていくであろう音楽の、まだ見ぬ世界を案内してくださるようなレッスンが「では次回」と続いていきます。
〈レッスン中のN様〉
月に2回、仕事帰りに通っています。何となく、音色が素敵で始めたチェンバロですが、レッスンに行くたびに新たな発見があり、すがすかしい気持ちになって教室を出ます。菊池先生のご指導はいつもわかりやすく的確で、自分でも驚くほど演奏に違いが出ます。次々と渡される(笑)楽譜もバリエーションに富んでいて、作曲家や国によってこんなにも個性が出るものなのかと、その奥深さにひきこまれます。演奏はもちろん、曲の背景や特性なども丁寧に教えていただき、日常を離れて「音楽」の世界に浸れる貴重な時間です。
クラヴィコードを弾く菊池先生
【菊池先生から メッセージ】
「弾く」ことを、楽器とのコミュニケーションと言い換えてみましょう。練習やレッスンを通して楽器とのコミュニケーションが深まっていくと、楽器の響きが自然に変わっていきます。チェンバロでこの変化を実感しながらご自分のペースで楽しんで頂けて、嬉しく思っています。
皆さんも、お好きな曲でチェンバロの響きを一度体験してみませんか?
~浜松町スタッフより~
現在、菊池先生のレッスンは、基本的に夕方からとなっております。詳細は、お気軽にお問い合わせください。また現在、日曜日は定休日となっておりますが、レッスン日として開講可能です。随時、無料体験レッスンを受付しております。
11/3(祝日)に、汐留サロンにてユーロピアノ音楽教室合同発表会を予定しております。