2007年6月3日(日)
韓国のテグで開催されたIAPBTの大会の今回のシンポジュウムのテーマになったのは、技術審査の国際標準化への道だった。
ピアノ製造を手工業の延長線上にある位置を貫いているドイツと、量産品をベースにおくアジアとの擦り合わせはなかなか困難に思うが、問題提起としては今後の関心となるのかな。
セミナーもヨーロッパ勢より今回は、日本メーカーの意気込みを感じた。
K社は、大久保さんを講師に(89年のフランクフルトメッセで知り合った優秀な調律師の一人)
Y社の村上氏のセミナーは、今の韓国のピアノメーカーの高水準化に必要な、音楽家と調律師の関わりの経験談があり、大変興味深い内容だった。
ドイツからは、ハンマー製造のアーベル氏と共に参加していた、ヤーンのハルケ氏もピアノパーツの歴史等を自社のと歴史と絡めながら講演した。
盛り上がる夜のパーティーで、韓国の民族音楽に合わせて踊る、ハンマー製造メーカーのアーベルさん、アメリカからの参加者、日本の参加者等。これは、たのしかったな。。
ホスト国の韓国の工夫が施され、大変楽しいイベントだったたが、セミナーの質の高さという意味では、西洋音楽の中心になっている開催国でないと、若干無理があったかもしれない。
次回は、観光へづづく