2016年5月26日(木)
ユーロピアノ八王子センターにドイツ・ベヒシュタインよりピアノのコンテナが入りました。今回はグランドピアノが3台、アップライトは8台の20フィートコンテナでした。
駐車スペースにトレーラートラックが到着するとフォークリフトで梱包されたピアノを降ろしていきます。コンテナヤードに直接つけられると楽なのですが、建物の構造上ちょっとコツがいります。
続々と降ろされた梱包ピアノはこんな感じでかなりのスペースを取ります。八王子工房内も一階はご覧のとおりです。
そして、これもスペースの関係上、アップライトはわりとすぐに開梱していきます。こういう感じでしっかりとプチプチで包まれた中にも真空パックのような装いです。
慎重に袋を開けていきます。10年以上前のことですが、ベヒシュタインではない他のピアノのコンテナで、同様に梱包を開ける際、勢いあまってピアノまでカッターの刃が到達してしまったことがありました。(その時の現場は凍りつきました)
幸いなことに?木目に沿った切り傷で、外装修理の先輩が何事もなかったかのようにきれいになおして事なきを得たのを今でもよく覚えています。
自分たちが扱う楽器が、どういう価値のあるものなのか、常に肝に銘じて作業をしなければいけないと思っています。
そして開梱が終わるとこのように美しいピアノが現れてきます。これから出荷の作業に取り掛かります。