2008年5月24日(土)
この響きから、子供の頃に模型を作ったり雑誌を見たときのあこがれからくるのだろう、他の物を追従させない強い意志をもった感じを受ける。
戦車のプラモデルで遊んぶときは、いつもロンメルやタイガーは無敵の存在だったし、メッサーシュミットは、パイロットになったら、の自分が最も乗りたい飛行機だった。
スポーツカーでは、何と言ってもポルシェだった。
子供の頃は模型の中で、カウンタックと並びいつもヒーローを演じていた。
その後、それを確信させた出来事が二度程ある。
一度は、僕がドイツのアウトバーンで、170km~180kmくらいで3車線の一番左側の追い越し車線を走っていた時、いままでバックミラーには何の影もなかった筈なのに、パッシングライトがミラーに映った。メーターに目をやったが、スピードメーターは相変わらず170Km以上を刺してる。
中央の車線にうつりその車に車線を譲ると、そのスピードからみるみる加速し、遥か前方に瞬く間に消えていくポルシェのリアスポイラーが伝説を実感に変えた。
二度目は、ピアニストのマティアス・フックスさんが運転する横に載せてもらった時。高速にも関わらず、シートに背中を押し付けられる、強くしかし安定した加速を体験させてもらった時だ。
やっぱりドイツ製の車は凄いな。。と大変安心できる安定性を感じた。
九州でベヒシュタインを扱って下さるF社長のポルシェで高速を飛ばした。
「ドイツ製はやっぱり”楽しさ”が違うよね。」
というF社長の一言に、少し忘れていた子供の時の憧れの気持を思い出す事ができた。
ピアノもわくわくと楽しく弾けないと。