2013年7月26日(金)
北陸新幹線開通まであとわずか、盛夏の金澤へ行ってきました。
北陸の楽器店さんをまわる目的と、ドイツで世話になった先輩技術者のWさんが金沢に工房を設けると聞き、訪問しました。まだ看板などはなく、古民家のようです。
ドイツのノイペルト社にて古楽器の出荷調整担当まで務め、どっぷりとドイツにひたっていたので、日本の蒸し暑い夏はかなりこたえるようでした。そんな工房は金沢から車で30分くらいの白山市に。近くに温泉施設やギャラリー、大きな公園もあり、空気はいいし、日本酒もうまいそうです。「金澤古楽堂(白山工房)」という屋号で活動を開始するとのこと。楽しみです。
ノイペルト社製のクラヴィコードが純日本の囲炉裏端にあるのはなかなかない光景です。
天井が高く、響きはよかったです。自分がクラヴィコードの弾き方をよく知らず、ピアノのように指をすぐ上げてしまうので、音を揺らすwebung奏法を試すことを忘れていましたが、楽しかったです。ミニコンサートもできそうです。夜はドイツ生活の面白い話も色々聞くことができました。
金沢は自分の苗字のルーツと言われる加賀百万石、前田家を祀る尾山神社があり、つながりを個人的に感じる街です。最近はラ・フォル・ジュルネ音楽祭も開かれたり、岩城さんの鍛えたオーケストラもあったり、クラシック音楽には力を入れている。
今度は家族でゆっくり訪問したい。