2015年1月18日(日)
1841年1月18日、作曲家のエマニエル・シャブリエが生まれました。彼の曲と言えば狂詩曲「スペイン」は外せません。
フランスのオケ、指揮者がいいと思って今までは聴いていましたが、思いがけない組み合わせのキレッキレのスペインを見つけました。
ガーディナー指揮ウィーンフィルの演奏がのりのりで素晴らしいです。演奏者のレベルはもちろん世界一ですし、ダイナミックレンジの広さに驚きます。特に中間のトロンボーンがファンファーレ風に吹くところが好きです。
昔はスペインもハプスブルクの支配下にありましたから、あながち無縁ではありませんが、一度お聴きいただきたいと思います。
さて、話は変わりますが、赤松林太郎さんがベヒシュタインENを弾いた「二人のドメニコ」をやっと入手しまして、現在聴き込み中です。
岡山県津山市のベルフォーレ津山所有のピアノで、自分も2回ほど触らせてもらいました。「非常にポテンシャルが高い楽器だ」と赤松さんが評していたのを覚えています。
スカルラッティはなじみがありますが、チマローザという人は今まで全く知らず。生きていた時代が違うということで、曲のスタイルもチェンバロで弾いた曲、フォルテピアノで弾いた曲という感じがよくわかります。歯切れのいいスカルラッティ、ダイナミックレンジが広いチマローザ。どちらもずっと聴いていたくなります。
曲と曲の間もわりと空白の時間が多いので、次の曲は?と耳に注意がいき、より聴き込むという感じになります。どちらもベヒシュタインで弾くと一層魅力的に感じますね。