2015年2月11日(水)
1903年2月11日、ウィーンでブルックナーの交響曲第9番が初演されました。
最終楽章は未完で終わっており、その完成形をめぐっては様々なバージョンがあります。ブルックナーも「第9番」のジンクスを逃れられなかったと言われます。ベートーヴェンの第9番と同じニ短調で、第1楽章の出だしも同じ音程で始まるのでかなり意識していたと思われます。
以前のブログで、G.ヴァントの指揮NRDの演奏のCDをお客さんからもらって、愛聴していると書きました。最近はブルックナーゆかりのウィーンフィル、ジュリーニ指揮のものを聴いたりします。ウィーンフィルはホルンの音色が独特ですね。
ブルックナーは長大な交響曲が有名ですが、弦楽五重奏も残しており、そちらの方も小型の交響曲のような感じで楽しいです。しかもそんなに長くない。