What Day is Today? 5月17日 エリック・サティ

2015年5月17日(日)

エリック・サティが1866年5月17日に生まれています。

高校の時に初めて「ジムノペディ」を弾きました。それまで弾いていたドイツ系の曲からすると、非常に変わった響きにとまどったのを覚えています。いろいろな響きに慣れてしまっている現代からしてそうであれば、およそ100年前はもっと奇異に取られたのではないでしょうか?

さらには「グノシエンヌ」ですね。楽譜を見て戸惑ったのは小節がないということでした。弾いていくと音符の長さ、メロディーでなんとなくリズムはわかるのですが、この「なんとなく」というのがポイントなのか?とも思いました。

また、北野武監督の「その男凶暴につき」でも非常にインパクトのある使われ方をしていました。無機質というか無表情というか、感情を伴わない音楽に聞こえました。

気持ちを不安にさせる感じもしますが、気付くとどこかでそのメロディが聞こえている、というような環境音楽のような要素も多分にあると思われます。おしゃれなカフェとかブラッスリーで流れていそうですね。オケ用にピアノ曲は編曲されたりしていて、結構よく耳にします。(ドビュッシーがジムノペディを編曲してますね)

さて、そんなエリック・サティですが、「エリック・サティとその時代展」という催しが、Bunkamuraザ・ミュージアムで7/8-8/30まであります。

同時代(1923年)の製造のベヒシュタインピアノを貸出展示する予定です。7/27には日本でもサティ演奏の第一人者である高橋アキさんの演奏もあります(完売だそうです)。

そういえば、最近亡くなったチッコリーニも昔からサティを弾いていました。

「ピカデリー」や「ジュ・トゥ・ヴ」など聞いたことがある曲もたくさんありますので、最近いろいろと話題の多い、カフェをのみながら聞いてみてください。