2015年9月20日(日)
1620年の今日、伊達政宗の遣欧使節団・支倉常長が7年ぶりに帰国しました。その歴史的意義、遣欧の真意は諸説あるようですが、この時代に日本人がヨーロッパへ渡り、どういう想いがあったのか、どうなったのかということは個人的にとても興味があります。
遠藤周作の「侍」という小説で自分はこの人物を知りました。仙台市博物館に多くの資料があり国宝になっています。特に肖像画は日本人を描いた初めての油絵だそうです。ヨーロッパと日本の交流史に興味がある方には一見の価値有りです。
当然ヨーロッパでは当時の西洋音楽を耳にしたでしょうし、アメリカ大陸も横断したようですので、中米の音楽も聴いているかもしれません。カルチャーショックの度合いはマックスではなかったか?と思います。
帰国後は禁教令もでており、洗礼を受けた意味もなく、むしろ邪魔な存在として扱われたのは残念です。
しかしスペインには今も「ハポン」姓の人がいて、使節団が何らかの影響を与え歴史に埋もれずにいるのは救いです。