My Favorite CD Vol.22

2015年10月31日(土)

gulda
以前のお気に入りCDにもグルダが登場していますが、すごく好きなピアニストです。そしてバッハの平均律クラヴィーア第1集、チェンバロを意識したような乾いた、ほとんどペダルを使っていない演奏です。ベーゼンドルファーを使っているとのことですが、録音でこうも印象が違うのか!と思いました。
ベヒシュタインを使っては、古くはE.フィッシャーが、最近ではエル=バシャが日本で録音しています。クリアなんですが、豊潤という言葉がぴったりな余韻がすごく感じられます。
平均律クラヴィーア曲集は、ハンス・フォン・ビューローが「ピアノ曲の旧約聖書」と言ったとか。第1番はグノーがのちにメロディーを付けてアヴェマリアとなりよく知られています。ピアニストの末永匡さんがイベントで第22番のフーガを弾いていて感動しました。個人的には第24番が好きです。
前回も書きましたが、この曲集も「いつか」弾いてみたい(弾ききってみたい)曲です。