2015年12月1日(火)
モーツァルトの若い頃に弾いていたピアノはこんな音だったのか!という軽い衝撃を受けます。そして弦楽器もヴァイオリンとヴィオラがそれぞれモーツァルト家のものですから、ナンネルがフォルテピアノ、レオポルトがヴァイオリン、ヴォルフガングがヴィオラというとこんな感じだったのか・・・、というCDです。
A.シフは古楽器演奏も勉強している人で、フォルテピアノも得意です。シャンツのフォルテピアノ、ベヒシュタインのピアノでディアベッリ変奏曲を録音したのは最近のこと。このモーツァルトのワルターもいい音しています。
夫人の塩川悠子、チェロのペレーニと名手をそろえて、そして家族的な暖かさも感じられます。今のピアノで、モーツァルトの弾き方に悩んだ時に聴いてみると、何かヒント、アイデア見つかるかもしれません。とにかく軽やかです。