2016年2月3日(水)
1809年2月3日、作曲家メンデルスゾーンが誕生しています。
当時の作曲家としては珍しいくらい裕福な家庭に育ち、姉のファニーも最近ではフェリックス以上に音楽の才能があったのでは?と再評価されています。
ライプツィヒ音楽院の設立、ゲヴァントハウスの指揮者と作曲以外にも後の世に影響を与えた人ですが、自分としてはバッハの復興を功績として一番にあげたいです。
家族はユダヤ教からキリスト教に改宗し、彼自身も7歳の時に洗礼を受けたにもかかわらず、死後のナチス時代にはユダヤ系ということで冷遇されました。改宗したキリスト教徒だからこそ、バッハの音楽を再び蘇らせることに尽力したのかも知れません。ユダヤ問題はなかなか日本人には理解が難しいですが、西洋では長い歴史があります。
メンデルスゾーンの「この1曲」というと、交響曲第3番「スコットランド」や第4番「イタリア」を挙げる人が多いと思いますが、自分は以前My Favorite CDでも書いたと思いますが、ピアノトリオ第1番を挙げます。チェロの力強いメロディーで始まり、ピアノの美しい独奏で始まる2楽章は本当に美しいです。(ここだけ練習しました)