2016年2月17日(水)
1653年2月17日、ヴァイオリン・ソナタや合奏協奏曲で有名なアルカンジェロ・コレルリが誕生しました。(ベヒシュタイン創業の200年前)
バロック時代の協奏曲と言えば、バッハやヴィヴァルディ、ヘンデルなどが挙がり、自分はほとんどコレルリを知りませんでした。
15年くらい前、八王子で地元の同級生と話す機会があり、コレルリの曲が好きで、安物のヴァイオリンを買ってしまったと言って笑っていましたが、その頃からちょっと気になる存在で、曲を聴き始めました。20代半ばでヴァイオリンをやったこともない人に、「やろう」と思わせる曲とは一体?!と。
合奏協奏曲は、後のソロ楽器を目一杯活躍させる形式とはちょっと違い、かなり控えめな協奏曲です。もちろんヴァイオリンの名手がいると引き立ちますが、アンサンブルが重視されるように思います。ピノックのイングリッシュ・コンサート、クイケンとラ・プティット・バンドなどでよく聴きますが、耳にすーっとなじむ感じがいいです。
ヴァイオリン・ソナタも全曲を聴くことはほとんどないですが、第12曲の「ラ・フォリア」は有名な旋律を使用し演奏頻度も高いと思います。コレルリの曲はあまり残っていないようなので、全曲制覇も無理はない感じがします。
今ではブランデンブルク協奏曲やヴィヴァルディのものよりよく聴いていると思います。