ゾルターン・コチシュ逝去

2016年11月8日(火)

急に冷え込んできたこの頃、新聞を見て驚いた。ハンガリーの三羽烏の一人、コチシュが亡くなったというのだ。64歳、これからますます芸が深まると期待されていたのだが。

コチシュのピアノでは、バルトークやコダーイといったハンガリー音楽のイメージが強い。しかし30分とかからない超快速のラフマニノフ2番、意外なショパン、そしてドビュッシーも忘れてはならない。シューベルトのD.960の演奏もよかった。

友人にクラシックの演奏会に連れて行ってほしいと頼まれ、行ったコンサートがコチシュだった。もう10年くらい前になるだろうか? オペラシティで聴いた記憶がある。
その時のドビュッシーは、今も鮮烈な響きがよみがえります。