2014年12月19日(金)
1888年12月19日、指揮者のフリッツ・ライナーが生まれた日です。
ライナーと言えばシカゴ交響楽団との名コンビが有名です。そして独特の指揮法(指揮棒を非常に小さく振り、団員の集中を高めるため)と非常に厳しい指導で知られています。それを引き継いだショルティがさらにシカゴ響をパワーアップさせました。
ライナーについて調べていたら、リヒテルとの不仲というのがありました。実演ではラフマニノフを共演していますが、録音ではラインスドルフが指揮をしているのは、共演があまりうまくいかなかったのだということですね。バーンスタインはカーティス音楽院でライナーから学んでいて、自分が100%できてない曲をオーケストラにかけてはいけないと指導されたとか。
ちょっと古いですが、バルトークのオケコンこと管弦楽のための協奏曲は名盤として名高いですね。
同じハンガリーの指揮者ではG.セル、G.ショルティ、E.オーマンディなどそうそうたる顔ぶれがいます。最近ではピアニストのコチシュも指揮をしています。セルやショルティもピアニストとしても十分な腕前があったので、ピアニストは指揮にも興味が出てきてしまうものなんでしょうか?