アフターサービス(調律)

ピアノのメンテナンス

ピアノのメンテナンスには、大きく分けて調律、整調、整音、そして修理があります。

もっとも一般的なのが、音程を合わせ直す調律です。整調は、ピアノ内部の部品をチェックしてタッチを改善する作業です。整音は、ハンマーを調整することで音のバランスを整えなおす作業です。

調律師・マイスター加藤が率いるベヒシュタイン・ジャパンは、輸入総代理店をつとめるベヒシュタインはもちろんのこと、他のメーカーのピアノも高い技術力でよみがえらせます。お見積もりは5,000円で承っております。

修理など大がかりなメンテナンスを行っている八王子の工房では、随時無料で見学を受付けております。

お見積もりのご依頼、調律などご依頼、見学のお申込は、こちらのフォームからお申込みいただくか、お電話(八王子技術センター:042-642-1040)で承っております。

調律

調律とは

ピアノのメンテナンスとして一番よく知られているのが調律です。調律とは、正しい音(振動数)が出るように整えることです。基準の音(通常は440Hz)をもとに、すべての鍵盤の音を正しく合わせ直します。

正しい音程(ピッチ)は演奏の基本ですが、ピアノは時間が経てば音程が狂ってくるのが自然です。とくに、練習量が多い場合や、季節の変わり目に温度・湿度が変化することで、狂いが生じます。メンテナンスの基本である調律を定期的に行っていただくことで、正しいピッチで演奏をお楽しみいただけるだけでなく、より大がかりなメンテナンスが必要になる事態を早期発見あるいは未然に防ぐことが可能です。

ベヒシュタイン・ジャパンの調律

「音程を合わせる」というと機械的な作業のように聞こえますが、調律は響きを形作る技術で、たいへん奥深いものです。調律師・マイスター加藤が率いるベヒシュタイン・ジャパンでは、ピアノ一台一台と対話し、そのピアノの魅力を最大限に引き出す調律を行っております。

ピアニストのご要望に応じて、お客様が求めていらっしゃるイメージを実現する音色を作り出すことも可能です。

調律だけでは対応できない音色やタッチの調整は、整調や整音をご検討ください。

整調

整調とは

整調とは、ピアノのアクション(部品とその動き)を整える作業です。ピアノは鍵盤が押されると、いくつかのテコの作用を通じて、最終的にハンマーが弦を叩くことで音が鳴ります。整調では、このテコの作用がスムーズかつ充分に機能するよう整えたり、ペダルの機構を調整します。その結果、打鍵(タッチ)の改善が期待できます。

ベヒシュタイン・ジャパンの整調

整調はタッチや音色に影響します。そこで、一律に「基準値」とされる値になるように調整するのではなく、演奏者の要求に応えることが求められます。そのため、技術者の経験が多いほど多様な調整が可能になります。

とくにヨーロッパ製ピアノの場合は、ある程度の研修・経験を積んだ技術者が行うことが望ましいです。ヨーロッパ製は、機械的に製造されたピアノより、職人の手により製作されたピアノ、現物合わせによる調整が施されたピアノが多いためです。そのため、整調にはとくに応用力が要求されます。ベヒシュタイン・ジャパンでは、調律師・マイスター加藤をはじめ、高度な研修と長い経験を積んだ技術者チームがご対応させていただきます。

所要時間は作業により異なりますが、コンサートホールなどの定期メンテナンスの場合は2日程度、一般家庭であれば調律も含め1日あれば完了します。

整音

整音とは

整音とは音色を揃える作業で、調律後にそれぞれの弦とハンマーの当たり具合の調節から始まり、ハンマーに針を刺すことやファイリングをすることでフェルトの内部の弾力性を調整し、打弦時の音に変化を出します。

ベヒシュタイン・ジャパンの整音

整音は、ピアノ個体差を持たせる作業とも言えます。整音技術はピアノ技術者の感性により異なり、それぞれに差がでてきます。しかし、技術者の感性が前面に出てしまってはプロとは呼べません。

ベヒシュタイン・ジャパンでは、演奏者のイメージを体現できる、さまざまな技術の引き出しを持っているのがプロとしてのあるべき姿だと考えます。弊社の技術者は、お客様のお好みの音を作り出せるよう、日々研鑽を続けております。

修理

修理とは

修理には、さまざまな種類があります。よく知られているところでは、鍵盤まわりのブッシングクロスなど、摩耗したフェルト類の交換です。たとえばブッシングクロスが摩耗すると、表面が硬くなってしまい、雑音の発生やタッチの悪化などにつながります。

その他よく見られる修理としては、弦の張り替え・ハンマー交換・ダンパーフェルト交換など、よい音を復元する為の作業があります。さらに、アクション内のフェルト・スキン・クロス類の修復作業、響板の割れの修理などがあります。

外装の修理によって外装色を変えることも可能ですし、傷を一掃することで生まれ変わったように美しくすることもできます。

大きな作業は、通常、八王子の工房に持ち込んで行います。八王子の工房では、随時無料見学を受付けております。

ベヒシュタイン・ジャパンの修理

修復は単に「直せばよい」ということでありません。最終的にどういうピアノに仕上げるかを考え、どのように、何を使用して直すのかを見極めることが大切です。

お宅に眠っているピアノが「寿命だ」と思われた場合も、ぜひご相談ください。弊社の技術者集団が、大切なピアノをよみがえらせる最大限のお手伝いをさせていただきます。お見積もりは5,000円にて承っております。