2025年6月12日(木)

■澤クヮルテット&蓼沼 恵美子 Piano Quintet■

♪名曲 掛け流しシリーズ 第9弾♪

延楽文化サロン「清渓」で織り成す
《黒部の四季と音の調和》

〜七夕を彩るドヴォルザーク〜
澤クヮルテット× 蓼沼恵美子 35年の軌跡

「名曲掛け流しシリーズ」第9弾となる澤ファミリーの楽しい音楽会が延楽文化サロン「清渓」で行われます。
今回は日本屈指の弦楽四重奏団の澤クヮルテットと蓼沼 恵美子による特別な音楽会を7月6日(日)、7日(月)の2日間で開催いたします。
黒部峡谷の絶景と日本画の名作がお楽しみいただけるこちらの会場は、世界三大ピアノであり、ぬくもりのあるベヒシュタインが常設されています。
富山の季節のお料理と温泉をご堪能いただける宿泊プランもご用意いたしました。七夕の夜空を眺めながらゆったりとお過ごしください。

開催日:2025年7月6日(日)・7日(月)
開場:14:30
開演:15:00
会場:延楽文化サロン「清渓」(〒938-0282 富山県黒部市宇奈月温泉347-1)
チケット:通常一般10,000円(税込)全席自由席※
主催:延楽

※宿泊プランをお選びいただいているお客様はチケット代はご宿泊料金に含まれております。
またコンサート前日にご宿泊のお客様は翌日チェックアウト後でもご参加いただけます。

▽ご宿泊されない場合、チケットは以下の「延楽窓口」、もしくは「チケットぴあ」でお求めください。

(延楽TEL):0765-62-1211 (延楽受付メール):mail@enraku.com (チケットぴあ)Pコード:299029

▽延楽公式サイト
https://enraku.com/

▽ご宿泊プラン
https://www7.489pro.com/asp/489/menu.asp?id=16000007&ty=lim&plan=105&lan=JPN

【プログラム】

モーツァルト: 弦楽四重奏曲 変ロ長調 K.458 「狩」
ベートーヴェン: 弦楽四重奏曲 No.16 ヘ長調 Op.135
ドヴォルザーク: ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.81

【プロフィール紹介】

澤クヮルテット Sawa Quartet
(第1ヴァイオリン・第2ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ)
1990年11月に結成され、91年春のコンサート・ツアーでセンセーショナルなデビューを飾る。以来、現在に至るまでメンバーの交代はなく、不動のメンバーで春秋のツアーを中心に充実した活動を展開している。92年、93年、95年、97年に、20世紀最高の弦楽四重奏団のひとつ、アマデウス弦楽四重奏団メンバーとの共演による“アンサンブル・アマデウス ”演奏会が好評を博する他、イェルク・デームス(ピアノ)、アルフレッド・プリンツ(クラリネット)、ペーター・レーゼル(ピアノ)ら世界的巨匠とも共演を果たす。海外においても、94年、97年、99年に国際交流基金の助成を受けてドイツ・オーストリア・イギリスへの演奏旅行を行い、大成功を収める。結成10周年の2000/2001年のシーズンには、ベートーヴェンの弦楽四重奏全曲チクルス(全6回)に取組み、注目を集めた。更に、96年より長岡リリックホールのアソシエート・アンサンブル、97年より豊田市コンサートホール室内楽シリーズのホスト役を務め、様々な企画で内外の一流アーティストと共演を重ねている。また、各地の音楽講習会を通じ、青少年やアマチュア音楽家、若手演奏家の育成にも積極的に取り組んでいる。「イサン・ユン最後の室内楽」、「わが生涯(スメタナ)/アメリカ(ドヴォルザーク)」などのCD録音でも高い評価を得ており、2018年には「シューベルト:弦楽四重奏曲第13番『ロザムンデ』&第14番『死と乙女』がリリースされ、レコード芸術誌で特選盤に選出された。

蓼沼 恵美子 Emiko Tadenuma(ピアノ)
東京藝術大学附属音楽高校を経て、同大学を首席卒業。「安宅賞」受賞。同大学院修了後、ロンドンにてマリア・クルチョ女史のもと研鑽を積む。1983年、ミュンヘン国際コンクール、ヴァイオリン・ピアノ二重奏部門にてヴァイオリンの澤和樹と共に第 3 位入賞。’84年、東京にてソロデビューリサイタルを開催し、本格的な演奏活動を開始する。これまでに、国内外の著名アーティストとも多数共演、 高い信頼を得ている。2004 年には、妹、蓼沼明美とピアノデュオによるリサイタルを開催。CD「姉妹デュオによる珠玉の連弾」、’11年、ヘンシェル弦楽四重奏団とのCD「シューマン&ブラームスのピアノ五重奏曲」はいずれも音楽誌上で高い評価を受ける。澤和樹とのデュオ活動は45年以上におよび、フィンランドのクフモ、サヴォンリンナ、イギリスの湖水地方、アメリカのボウドイン、アイルランドのウェスト・コークなど、国内外の音楽祭に招聘される。’06 年の「ベートーヴェン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ全曲チクルス」は国内各地、イギリスでも成功を収めた。また、’14~’15 年の「シューベルト、シューマン、ブラームスをうたう」4 回シリーズ のライヴCDは、いずれも「レコード芸術」特選盤として紹介されている。現在、桐朋学園芸術短期大学特別招聘教授、昭和音楽大学客員教授、洗足学園音楽大学講師。

 

澤クヮルテットSawa Quartet メンバー詳細

澤 和樹 Kazuki Sawa(第1ヴァイオリン)
1979年、東京藝術大学大学院修了。安宅賞受賞。80年より文化庁在外研修員としてロンドンにて研鑽を積む。ロン=ティボー、ヴィエニアフスキ、ミュンヘンなどの国際コンクールに入賞。イザイ・メダル、ボルドー音楽祭金メダル受賞などヴァイオリニストとして国際的に活躍。84年、東京藝大に迎えられるとともに本格的な演奏活動を開始。89年、文部省在外研究員としてロンドンの王立音楽院に派遣され、さらに研鑽を重ねる。この時期、アマデウス弦楽四重奏団メンバーとの出会いにより澤クヮルテットの結成を決意する。96年より指揮活動を開始し、98年より千里フィルハーモニア・大阪常任指揮者。また、九州交響楽団、東京フィル、日本フィル、札幌交響楽団、紀尾井ホール室内管弦楽団などでも客演し、好評を博する。2004年、和歌山県文化賞受賞。2016年より 2022年3月まで東京藝術大学長。現在、東京藝術大学及び英国王立音楽院名誉教授、昭和音楽大学客員教授。

大関 博明 Hiroaki Oseki(第2ヴァイオリン)
1972年国立音楽大学を卒業。在学中にオランダ、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団への入団試験に合格し、卒業後直ちに入団。その後 ’75年ドイツ、マンハイム州立歌劇場管弦楽団、76年バンベルク交響楽団に入団。’79年群馬交響楽団にコンサートマスターとして招かれ帰国。80年に始まった草津国際音楽フェスティバルに第 1回から参加し、多くの世界的アーティストと共演する87年群馬交響楽団を退団し、同年より母校国立音楽大学で教鞭を執り、2015年まで同大学教授。2015年まで6年間、東京藝術大学講師。豊田市ジュニアオーケストラ創立以来 2017年まで指導者、紀尾井ホール室内管弦楽団団友。

市坪 俊彦 Toshihiko Ichitsubo(ヴィオラ)
東京藝術大学附属高校、同大学を経て、1992年同大学大学院を修了。大学内にて安宅賞を受賞、藝大フィルとバルトークのヴィオラ協奏曲を共演し、注目される。在学中からの澤クヮルテットの活動に加え、現在は紀尾井ホール室内管弦楽団、東京クライスアンサンブルのメンバーを務めており、ライナー・ホーネック(ヴァイオリン)、アントワン・タメスティ(ヴィオラ)をはじめ、世界的アーティストとの共演を重ねるなど、活発な演奏活動をおこなっている。また今井信子氏主宰の「ヴィオラ塾」や、クープラなどイタリア各地の講習会・音楽祭に講師として招かれる等、後進の育成にも積極的に取り組んでいる。東京藝術大学教授、沖縄県立芸術大学非常勤講師。

林 俊昭 Toshiaki Hayashi(チェロ)
桐朋学園高校を卒業後、ボストン大学を経て、渡欧。ナヴァラ、フルニエ等の巨匠に師事。サンタ・チェチーリア音楽院を最優秀で卒業。その間、夫人のピアニスト林由香子とのデュオで数多くの国際コンクールに優勝・入賞し、デュオ・ハヤシとしてイタリアを中心に演奏活動を展開。また、ローマ合奏団に2年間在籍し、国立サンタ・チェチーリア管弦楽団で特別契約団員を7年間務める。1987年、大阪フィル首席チェリストに就任し、帰国。第2〜4回「1000人のチェロコンサート」のコンサートマスター。2003年からイタリア各地の国際音楽祭に定期的に招かれ、2011年に長年の活動を賞しイタリア・フェルモ市より「ジョルダニエッロ賞」が授与。2013年にイタリアで「デュオ・ハヤシ国際コンクール」を創設。東京藝術大学チェロ科と室内楽科講師を 18年務め、2022年まで徳島文理大学教授。紀尾井ホール室内管弦楽団団友。