ベヒシュタイン・ジャパンの取り組み

お客様へ最高品質のピアノをお届けするためのベヒシュタイン・ジャパンの取り組みをご紹介いたします。

ドイツの名器を日本の気候風土に合わせて

ベヒシュタイン・ジャパンは、このピアノを選んでくださったお客様へ理想の状態でお届けするために、日本に到着してからも独自のメンテナンスを実施しています。
新品のピアノは、ベヒシュタインの場合はドイツ・ザクセン州のベヒシュタイン工場から、そしてホフマンはチェコ・フラデツ・クラーロヴェーのベヒシュタイン・ヨーロッパ工場から出荷されます。
ピアノは一台ずつ外気を遮断するためにビニールで密封され、さらに1.5センチの硬質厚紙でパッキングされます。
それからコンテナに積み込まれ、日本へ輸送されます。
日本に到着したピアノは八王子・技術営業センター(ベヒシュタイン八王子工房)へ移動の後、開梱されます。
ピアノで使用している木材は気候風土の影響を受けますので、まずは日本の環境に馴染ませるのです。
ベヒシュタインピアノは、楽器の優れた特性を優先させるため19世紀から継承されるピアノ製造の伝統を最も重要な位置づけにしています。
その継承された響きを出すために、ピアノの部位毎に、音響特性的に最適な広葉樹や針葉樹を組み合わせています。
遠く日本に運ばれてくる間に生じた天然木材の気候変化による動きを、ドイツやチェコの工場で出荷時に行われる、マイスターによるチェックの後と同じ状態に戻すために、各工場の最終品質検査と同じ作業工程で再調整します。
これで、ピアノ内部の機能的な部分がほんとうに完成したと言えるのです。
外装の状態も内部の変化と同様に、輸送中の気候条件などにより、色合の変化や塗装の渇きなどが生じることがあります。
ピアノ内部の調整後、全体を自然光と明るいライトの下で検査し、最終的な確認と補正作業を行い、最後に丁寧に磨いて仕上げます。国内でもこれだけの工程を経た後で、ベヒシュタインやホフマンは、ようやくお客様のもとへ届けられるのです。

アフターサービスもまた、ベヒシュタイン品質で

ピアノは経年や温湿度により、コンディションが変化します。その変化してしまった状態を、適正な状態に再調整することが必要です。
音程を整える作業を「調律」、音色の変化と音のバランスを整える作業を「整音」、鍵盤のタッチ感を整える作業を「整調」と言いますが、この3つの作業は相互に影響します。
また、設置場所により響きの感じが異なってきます。
音響環境に合わせた「調律、整音、整調」はピアノの能力を引出す重要な要素になります。
ピアノの特性を最大限に作用させ、ピアニストやオーナーの好みを理解して再調整することが、ピアニストの音楽表現の可能性を引き出すことにつながります。
良い楽器は音響的に優れた素材が組み合わされています。演奏の際に、敏感に反応する状態を維持するために、ピアノの特性と個性を理解するピアノ調律師が作業に従事しなければなりません。
弊社の調律師並びに、正規代理店及びベヒシュタイン技術者の会に所属するピアノ調律師のトレーニングを、ドイツ・ベヒシュタイン本社工場とベヒシュタイン・ジャパン八王子・技術営業センターで随時行い技術の向上と研鑽に取り組んでいます。