今回取り上げた作曲家のなかの一人、パウル・ヒンデミットは1942年、「音の遊び」、すなわちルードゥス・トナリス (Ludus Tonalis)というタイトルの作品を書きました。純 粋な「音の運動」、そして音と音との「関わり合い」に焦点を当てた演奏会をしたいと思い、このようなリサイタルのプログラムが出来上がりました。どことな く見慣れない曲目の取り合わせながら、それぞれの曲はユーモアとファンタジーに富み、作品としての論理性も備えています。
「遊ぶ」と「演奏する」は、英語の "Play"、ドイツ語の "spielen" など、しばしば同じ言葉によって表現されます。ハイドンやドビュッシーの中には、よりジョークやユーモアが、ヒンデミットやバッハの作品には、より構築性やパズルの楽しみが強いですが、それぞれ逆の要素も持ち合わせています。
バッハからカーターまで、300年の時代を超えた「音」たちが、皆様に喜びをもたらしますように!
イベント詳細
プログラム
♪ハイドン
ピアノソナタ ト長調 Hob.XVI:40
♪ドビュッシー
練習曲より
“半音階のために” “4度音程のために” “組み合わされたアルペジオのために”
♪ヒンデミット
ピアノ音楽Op.37 第1部「3つの小品による練習」
♪バッハ
トッカータ ハ短調 BWV911
♪カーター
2つのダイヴァージョン (1999)
♪ショパン
ピアノソナタ第3番 ロ短調 Op.5
※内容につきまして予告なく変更になる場合があります。予めご了承ください。
■pianist■
山田 剛史 <Takashi Yamada>
2007年東京音楽コンクールピアノ部門第1位および聴衆賞受賞。
2002年名古屋国際音楽コンクールピアノ部門第1位。
東京藝術大学をへて同大学院修士課程を首席修了、クロイツァー賞受賞。ローム ミュージック ファンデーションの奨学生としてケルン音楽大学に留学、国家演奏家試験に合格。クラウディオ・ソアレス、迫昭嘉、ニーナ・ティシュマン、アントニー・シピリの各氏に師事。
ソリストとして、秋山和慶氏指揮東京交響楽団はじめ、多くのオーケストラと共演。とりわけバッハと近現代作品に親しみをもって演奏に取り組み、シマノフスキのピアノソナタ第3番については「知的でオリジナリティにあふれた、驚くほど完成度の高い演奏」と高く評価された。2013年、フェニックス・エヴォ リューション・シリーズに選出され、バッハ:イギリス組曲全6曲によるリサイタルを開催。NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」出演。
国立音楽大学および東京藝術大学非常勤講師。
日本ショパン協会会員。
●開催日時・場所
2015年7月16日(第3木曜日)
18:00開場 18:30開演
ユーロピアノ 赤坂ベヒシュタインセンター ピアノサロン(最大収容30席)
〒107-0052 東京都港区赤坂6-1-20 国際新赤坂ビル東館B1F
Tel:03-6441-3636(水定休) ※サロン定休日のご予約は下記メール宛までお願い致します。
E-mail: aka-salon@euro-piano.co.jp
アクセス:http://www.bechstein-salon.com/aka/access.html
開催日
2015年7月16日(木)
開催場所
料金
※コンサート後、お客様に好きな額(任意)を当日お配りする封筒にいれて頂きます。
※お席に限りがございますので必ずご予約の上ご来場ください。