「古典の風格を整える」をテーマに開催してきた「モーツァルトへのレシピ」は毎回好評をいただいています。
これまではソナタ、幻想曲を題材として、様式美の世界と自在な表現の楽しさを学んでまいりました。
今回はハイドン、ベートーヴェンを含む古典派課題曲の公開レッスンを企画いたしました。
例年コンペティションの審査で気付かされる、古典派の誤った解釈や表現について、
指導者が学び直す機会となれば幸いです。
今井先生の深く幅広くユーモアを交えたレッスンを通して、新しい発見がありますように。
ご来場を心よりお待ちしております。
イベント詳細
~実践編(公開レッスン方式)~
レクチャー:今井 顕
公開レッスン曲目
C級:モーツアルト ソナタ変ホ長調 KV282 終楽章
D級:ハイドン ソナタHob.XI:34 第一楽章
ベートーヴェン「水車小屋の娘」のアリアによる9つの変奏曲WoO69
E級:モーツアルト ソナタ変ホ長調 KV282 第一楽章/他、
ベートーヴェン ソナタ第21番Op.53 第一楽章 「ワルドシュタイン」
講師プロフィール
今井 顕(いまいあきら)
16才で渡欧、ウィーン国立音楽大学卒業、エッセン国立音楽大学マスターコース修了。パウル・バドゥーラ=スコダに薫陶を受け、東独ペー
タース社やオイレンブルク社における原典版楽譜の編集に携わるほか、数々のコンクールに優勝・入賞し、コンサートピアニストとして国際的
な活動を行う。1981年より14年間にわたってウィーン国立音楽大学ピアノ専攻科にて教鞭を執り、1995年オーストリア政府より名誉教授の終
身称号を授与される。現在は国立音楽大学大学院教授、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会評議員・メディア委員会副委員長。
全音楽譜出版社刊の「ソナチネアルバム(初版及び初期楽譜に基づく校訂版)」「ソナタアルバム(原典版準拠)」、また音楽之友社刊の
「モーツァルトピアノソナタ集(標準版・全6巻)」は高く評価されている。監訳者として上梓した『バッハ演奏法と解釈──ピアニストのための
バッハ』(パウル・バドゥーラ=スコダ著、全音楽譜出版社)および『新版モーツァルト演奏法と解釈』(エファ&パウル・バドゥーラ=スコダ著、
音楽之友社)も好評発売中。
http://atwien.com/
開催日
2018年5月6日(日)
開催場所
都営地下鉄大江戸線・ゆりかもめ 汐留駅 8番出口より 徒歩4分
JR・東京メトロ銀座線 新橋駅 汐留口より 徒歩7分
JR・東京モノレール 浜松町駅より 徒歩8分
都営地下鉄浅草線 大門駅より 徒歩8分