レッスンイベント

作曲家の未完の作品を別の人間が完成させる「補筆完成」がクラシック界においてブームです。補筆完成自体はモーツァルトの「レクイエム」のように昔から行われていたのですが本人もしくは遺族の意思で弟子や協力者の手によって行われる場合はともかく、補筆者の裁量によって元の作曲者の作風とはかけ離れたものになってしまう場合があります。
一方「作曲者の手によって発表された楽譜が必ずしも作曲者の意図をすべて反映しているか?」というと、疑問の残る部分も出てきます。
青柳先生の新刊「どこまでがドビュッシー?」ではいくつかの補筆の背景や、作曲者による自作自演など、様々な角度から「ドビュッシーらしさ」にアプローチしています。今回は青柳先生と著書の中でもたびたび登場される作曲家でピアニストの高橋悠治さんと共に演奏を交えながら、対談していただきます。若き日のドビュッシーが4手連弾用に編曲したチャイコフスキー「白鳥の湖」など珍しい曲目もあります。ピアノはドビュッシーが愛用したと言われるベヒシュタインのフルコンサートです。講演後にはサイン会も予定しておりますので、ぜひご来場ください。

イベント詳細

【プログラム】

ドビュッシー=オーリッジ
小さなワルツ(高橋)

 

ドビュッシー
レントより遅く(青柳)

 

ドビュッシー
石炭の明かりに照らされた夕暮れ(高橋)

 

ドビュッシー
音と香りは夕暮れの大気に漂う

沈める寺(青柳)

 

チャイコフキー=ドビュッシー
『白鳥の湖』より(4手連弾)

 

■青柳いづみこ

ピアニスト・文筆家。安川加壽子、ピエール・バルビゼの各氏に師事。マルセイユ音楽院首席卒業。
東京芸術大学大学院博士課程修了。演奏と文筆を兼ね、ドビュッシーとフランス音楽を中心に活動を展開している。CDは10タイトル、著書は22冊。
平成元年度文化庁芸術祭賞。『翼のはえた指』で吉田秀和賞、『6本指のゴルトベルク』で講談社エッセイ賞。

 

■高橋悠治

ピアニスト・作曲家。1960年草月アートセンター 1974-76年季刊誌「トランソニック」 1978-85年「水牛楽団」「月刊・水牛通信」 以来は作曲・演奏・即興で少数の協力者と活動を続ける。http://www.suigyu.com/yuji/
著書:「高橋悠治/コレクション1970年 代」(平凡社)「音の静寂静寂の音」(平凡社)「きっかけの音楽」「カフカノート」(みすず書房)

 

 

■お申込み・お問い合わせ
汐留ベヒシュタイン・サロン
TEL:03-6432-4080
salon@euro-piano.co.jp

開催日

2015年1月31日(土)

開催場所

汐留ベヒシュタイン・サロン

汐留ベヒシュタイン・サロン 〒105-0021 東京都港区東新橋2-18-2 グラディート汐留1F
料金
入場料:前売:¥2,000 当日:¥2,500