ドビュッシーに直接教えを受けたピアニスト マルグリット・ロンは、その著書のなかで何度もドビュッシーとショパンについて触れています。
ことショパンに話が及ぶと、ドビュッシーは尽きることなく語りはじめると。
それはまるで演奏を通じてショパンの心が骨の髄まで沁み渡り、ショパンに取り憑かれているようだったと。
ショパンの魂を受けついだドビュッシーの音楽とは。そして、ドビュッシーの音楽に垣間見るショパンとは。
ふたりの偉大な作曲家の音楽をピアノという楽器を使ってひも解いていきましょう―。
イベント詳細
この度のレクチャーコンサートは、ボンヌカーズ先生がお怪我により来日できなくなったため開催中止とさせていただきます。
楽しみにしていただいていたお客さまには大変なご迷惑とご心配をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げますとともに、ご理解のほどお願い申し上げます。
≪演奏曲(予定)≫
ドビュッシー:前奏曲集 第1集より 第7曲 西風の見たもの
前奏曲集 第2集より 第8曲 オンディーヌ
ピアノのために より 第2曲 サラバンド
ショパン:練習曲集Op.25より 第1番 変イ長調「エオリアンハープ」
バラード 第3番 変イ長調
ほか
【お申し込み・お問い合わせ】
汐留ベヒシュタイン・サロン
TEL:03-6432-4080
ヴェロニク・ボンヌカーズ Veronique Bonnecaze プロフィール
ヴェロニク・ボンヌカーズは、14歳でボルドー音楽院を最優秀の成績で卒業。
パリ国立高等音楽院への入学を許可され、そこでピアノと室内楽で一等を獲得する。同音楽院卒業後、ジュリアード音楽院にて研鑽を積む。
ジュネーブ、マヴィ・マルコツ、ショパン・パルマ・デ・マヨルカ、ペスカーラ、ハエンなど多くの国際コンクールで入賞もしくはファイナリストに選ばれる。フランス(サル・ガヴォ―、サル・コルトーなど)、オーストリア(モーツァルテウム)、ドイツ、スイス(ジュネーブ ビクトリアホール)、アメリカ(ヴァイルホール、ニューヨーク)、日本、レバノンなど世界各国で多くのソロ・リサイタルやオーケストラとのコンサートを行う。
中心的なレパートリーの中でも、特別愛情を注いでいるのが、ショパン、シューマン、リスト、スクリャービン、ラフマニノフ、ドビュッシー、そしてラヴェルの名曲の数々である。ショパンの24のエチュードの録音は、音楽評論家たち、とりわけニューヨークタイムズの故ハロルド・C・ショーンベルクによって熱狂的に評価された。シューマンとリストをとりあげたアルバムはピアニスト・マガジンのマエストロ賞を獲得。最近ではD・スカルラッティの20のソナタを録音した。
ピアニストとしてだけでなく、エコールノルマル音楽院で教鞭をとり、フランス、アイルランド、日本、イタリアでマスタークラスも行っている。音楽イベントの企画にも意欲的で、2012年から2015年の間パリ・エコールノルマル音楽院の「12h30」コンサートの芸術監督を務めた。アルカション国際ピアノコンクール、パリのホテル・プラザ・アテネでの“Harmonies du Soir(夕べの調べ)”シリーズ、パリのアメリカン・センター・フランスでの“Musical Emotions”コンサートシリーズ、the Academy and Festival “Music in Biscarrosse”、エコールノルマル音楽院への奨学金を授与する年に一回の東京でのコンクール等を設立した。
開催日
2016年8月16日(火)
開催場所
料金
一般 1,500円
※要事前予約、当日受付にてご精算ください。ご精算方法は、現金のみとなります。