2018年11月1日(木)

本日、浜離宮朝日ホールで19:00からピアニストのミシェル・ダルベルト氏のピアノリサイタルが開催されます。使用ピアノはベヒシュタインD282です!

ドビュッシー没後100年を記念して、ドビュッシーを中心に、その他にもショパンやフランクなどが演奏されます。是非足をお運びください。

詳しくは以下のHPをご覧ください↓

http://www.pacific-concert.co.jp/foreigner/view/152/

 

[Michel Dalberto プロフィール]

ミシェル・ダルベルトが最初に注目を浴びたのは、1975年のクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールで優勝し、現代で最も優秀なピアニストの1人として認められた時である。3年後、リーズ国際ピアノ・コンクールで優勝し、また、最初の録音であるシューベルトの2つのソナタがアカデミー・シャルル・クロ・グランプリを受賞したことで、同年代のピアニストの中でも特に際立った存在として、とりわけその優れた演奏テクニックで、一躍注目を集めた。 パリ生まれ。3歳半でピアノを始め、12歳の時にアルフレッド・コルトーの愛弟子ヴラド・ペルルミュテールに紹介され、1968年パリ国立高等音楽院のペルルミュテールのクラスに入学、9年後卒業。
これまでに、エーリヒ・ラインスドルフ/パリ管弦楽団、サー・コリン・デイヴィス/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ヴォルフガング・サヴァリッシュ/スイス・ロマンド管弦楽団、クルト・マズア、レナード・スラットキン/フランス国立管弦楽団、エリアフ・インバル/ウィーン交響楽団、(旧)ケルン放送交響楽団、アンドリュー・デイヴィス/ロンドン・フィル、シャルル・デュトワ/モントリオール交響楽団、マンフレッド・ホーネック/オスロ・フィル、ユーリ・テミルカーノフ/ローマ・サンタ・チェチーリア国立管弦楽団のほか、マレク・ヤノフスキ、ギュンター・ヘルビッヒ、ネーメ・ヤルヴィ、ジョゼフ・スヴェンセン、フランツ=ポール・デッカー、ハンス・フォンク、ドミトリ・シトコヴェツキー、ジョン・ネルソン、ぺトル・アルトリヒテル、ルドルフ・バルシャイ等の指揮者と共演。またルツェルン、モントルー、エディンバラ、ウィーン、エクサン・プロヴァンス、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン、モントリオール、シアトルなどの音楽祭に客演している。
デビュー当時より、シューベルト、モーツァルトの解釈には定評があり、その他リスト、ドビュッシー、フォーレ、ラヴェルの演奏も、高く評価されている。レコーディングにも非常に積極的であり、中でも、DENONからリリースした「シューベルト:ピアノ作品全集(14枚組)」は特筆に値する。他にも、グリーグのピアノ協奏曲やシュトラウスの「ブルレスケ」をポミエ指揮フィルハーモニア管と、シューマンのピアノ協奏曲のライブ演奏をウィーン音楽祭でインバル指揮と、また、バーバラ・ヘンドリックスとのフォーレの歌曲集や、ジェシー・ノーマンとのショーソンの歌曲集などがある。現在はBMGに幅広いレパートリーを録音しており、最初のドビュッシーの前奏曲集は「ル・モンド・ドゥ・ラ・ミュジーク」誌で特選盤に選ばれ、またジョン・ネルソン指揮パリ室内管弦楽団とモーツァルトのコンチェルト第20番、第22番も録音している。2004年リリースの「リゴレット-リスト編曲~ヴェルディ、ワーグナー/トランスクリプション」は、グラモフォン、ディアパソン、クラシックFMなど各誌で絶賛され、売行きも同夏のトップを記録した。近年は、ヴォーグ・レーベルより「プレイズ・リスト、スクリャービン」をリリースしたほか、ルノー・カプソン、エベーヌ・カルテット他と録音したフォーレの室内楽全集の5枚組CDが好評を博す。また、2015年にはアパルテ・レーベルより「ドビュッシー:ピアノ作品集」がリリースされ、今後もフランス作品のレコーディングが予定されている。
ソリストとしての他に、ダルベルトは室内楽奏者としても際立った存在である。ヘンリク・シェリングとベートーヴェンのソナタ全曲演奏会、ニキタ・マガロフと2台ピアノ演奏会を行なったほか、ボリス・ベルキン、ドミトリ・シトコヴェツキー、リン・ハレル、トルルス・モルク、ルノー・カプソン、ゴーティエ・カプソン、ニコライ・ズナイダー、ユーリ・バシュメット、アンリ・ドマルケット等と共演している。
1991年から2009年までクララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールの審査委員長を務め、現在は理事。また、2011年からはパリ国立高等音楽院で教鞭をとり、教授として後進の指導にあたっている。日本では、NHK交響楽団、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団と共演し、絶賛を博す。また、2006年放映のNHKテレビ「スーパーピアノレッスン」では講師を務め、エスプリに富んだ演奏を披露した(2008年4月~7月、NHK再放送)。また、1996年にフランス政府から国家功労勲章を授与されている。