Bechstein L 響板修理・弦の張替え

2018年2月26日(月)

2月ももうすぐ終わりに近づき、八王子も少しずつ暖かくなってきました。

この間は大雪が降りびっくりしました。

 

現在、ベヒシュタイン のL型の修理が進んでいます。

先日は響板の塗装の際に、「ロゴ」を貼り付ける作業を行いました。

ロゴはピアノの側面や、鍵盤の蓋の内側にあるのをよく目にしますが、響板の上やフレームにも

ロゴがあります。

 

ベヒシュタインのロゴは響板の上の横幅の中央、演奏者の位置辺りに貼り付けます。

 

他ピアノメーカーによっては、左端だったりフレームに書いてあったり・・。ピアノを見たときは探してみてください。

 

ロゴをセロファン紙に転写し、一度部分的に塗装した響板が乾く前に乗せます。

 

そのあとはロゴがあるところと、ないところの段差が出ないよう響板全体の塗装とやすりがけを重ねていきます。

 

塗装を重ねるときには、きれいに塗れるようやすりがけを丁寧に心がけています。

研ぎ残しがないように、またやすりの番手も細かいものにします。

 

ロゴが曲がったり、塗装した上を触ってしまったり、ゴミが落ちないようにとハラハラしながらの作業でした。

響板が完成したら次は弦の張り替えです!

 

張り終えたらまたブログ更新します。

 

中村(真)