昨年、楽器フェアで末永先生の演奏を聴いたお客様が、浜松町スタジオへ ベヒシュタインピアノの試弾にいらっしゃいました。「今までに いろいろリスト バラード2番を聴いてきたけれども末永先生の演奏が最高に素晴らしくて 感動しました!!」とお話しくださいました。
※2016年11月 楽器フェアにて
末永先生は、「楽器と人と音楽と・・・」(弊社の小冊子)の中、第9節(ベヒシュタインと作品の対話)でリスト バラード2番について書かれています。
※一部抜粋します。
リストは、ピアノ曲をオーケストラに、オーケストラをピアノ曲に、歌をピアノ曲にしオペラもピアノ曲にした。
~バラード2番は、オーケストラに編曲されていない。しかし、とてもオーケストラ的である。
~オーケストラだけでなく、オペラのレチタティーヴォ、または合唱なども連想させる。冒頭から低音弦楽器群がゴソゴソと擦るように波をうねらせ、綺麗な木管群の響きがあると思えば、突然トランペットでファンファーレのような刻みが入る。
(配置は作品によるが)目の前で弦楽器が演奏し、中央では木管が、右後ろから金管、左後ろからは打楽器など音色が飛び回る様子をピアノの音色の豊かさとして表現できると、奥行きや広さ、高低などの「立体感」の表現も可能にする。
トゥッティ(総奏)でのオーケストラの様な壮大な響きは我々を包み込む。まるでオペラを指揮し、歌い手になり、器楽奏者にもなり、語ることも出来る、そんな楽しみや味わい深さが絶えることない。~
なぜ、リストは、ベヒシュタインピアノを愛したのか、そして末永先生の魅力がよくわかる小冊子、「楽器と人と音楽と・・・」是非、お読みください。
また、浜松町ベヒシュタイン・サロンでは、不定期で先生の特別レッスンを行っております。
次回2月4日(土)を予定しております。