「イキモノピアノ」と題してイベントをしています。語呂が某歌手グループ名に似ていて、言いやすいかな?と思い付けたのですが、やはりピアノは「生き物」だなぁと思うこの頃です。
このコロナ禍ですごもり需要にあやかってか、「家でできること」ということで楽器の販売が伸びているようです。特に手軽に楽しめる電子ピアノは需要が高いようです。鍵盤楽器は他の楽器と違い、音がすぐに出ます。そして座って弾くことが多く、姿勢が楽ということもあります。
ただ、「いい音で弾く」「いい音を出す」ということは楽にはできません。常に意識し、そして常にいい音を聞いていないと出せないと思っています。その点電子ピアノはよいとは言えません。意識してもしなくても普通に音が出ますし、その音色は変化しません。
アコースティックピアノもよく売れているそうですが、音の問題、置き場所の問題、価格の問題などいくつか課題点もあります。購入をお考えの方は、そういった問題についても私どもにご相談いただければと思います。
さて、今月の「イキモノピアノ」は、「小さい」ということでいろいろな制約があるにもかかわらず、非常に高い可能性を持っているベヒシュタイン・ホフマンの小型グランドピアノを取り上げる予定です。大は小を兼ねると言いますが、小でもこれだけすごいというのを感じていただければと思っています。私の地元には「値段は高いがいい味です」というキャッチフレーズのソース会社があり、帰省の際には買いだめをしています。当然のことのように感じられるかもしれませんが、中には価格は高いがあまりよくない楽器もあります。(「よくない」は語弊で、ある条件下においては向いていないと言い換えましょう) コンパクトグランドの良さについて語りたいと思っています。ご興味ある方お越しください! (これまでだいたい土日に設定していましたが、今回は平日に設定してみました)