2023年1月4日(水)
2023年となり、まず始めに聞く一枚は、もう10年以上前に録音された、内藤晃の「四季」です。新潟は小出郷にあるベヒシュタインENを使用しています。
1曲目のヤナーチェクはあまり聞かない曲ですが、4曲から成る「霧の中で」は四季になぞらえているのでしょうか? メインの2曲目はチャイコフスキーの「四季」です。月刊誌に毎月連載されたようですが、一曲ごとにいくらチャイコフスキーは作曲料をもらっていたのかな?とつい考えてしました。有名なのは「6月舟歌」ですが、この時期はやはり「1月炉辺で」でしょうか。火がチロチロと燃えている感じがします。
自分がこのCDで初めて聞いて、気に入ったのが3曲目の吉松隆の「4つの小さな夢の歌」ですね。特に春の「5月の春の夢」は、ショールームのイベントでも弾いてもらったり、個人的にも練習したり、テレビドラマにも違うアレンジで使われていたりと耳に残る曲です。
こういうアルバムのプログラムでコンサートをしてほしいなと思います。どれもベヒシュタインのクリアな音が見事にマッチしています。