2009年1月29日(木)
八王子工房には、輸入運送などでついた傷や、ヨーロッパのお客の目では許されても日本の市場では気にされてしまう傷や塗装斑を修繕する為に、大掛りではないが塗装設備がある。
出荷前の点検から補修にかける時間は、外装関係だけでも相当なものである。
パーツの塗り替えや、鉄骨塗装の時間の合間を縫い、今、スピネットタイプのチェンバロの塗装をしている。
中古で仕入れたスピネットだが、どうしてもチェンバロの塗装をやりたい!という職人気質のN君の熱意に押されやる事に。しかし、丁寧すぎる仕事は少し頭が痛い。が、工房のスキルアップになるから。。
塗料により音が変わるのはそのとおりだが、どうも作業性と音色は反比例しているようだ… うっ。