巨匠

2011年11月22日(火)

昨晩家に帰ったら頼んでいたアルド・チッコリーのCDが届いていた。いそいそと開封し、早速聴いてみた。
音符の少ない音楽をここ迄色彩感豊かに生き生きと表現できる物だな。。と聴き入ってしまった。
ペダルの使い方が、フレーズの抑揚が、夫々のフレーズの役回りのダイアログが。。。
凄いな。。という言葉以外見当たらない。
生き生きとした表現からは、85歳の演奏だと言う事が信じがたい。

チッコリーニ自身の言葉がCDに書いてある
「Mozart does me good. He helps me to live.」

この言葉は彼の造り上げる音楽から疑いなく伝わってきた。
とても素敵なCDが自分のライブラリーに加わった。

CDの紹介
W.A. Mozart , Aldo Ciccolini
レーベル: la dolce volta, LDV 03
ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調「トルコ行進曲付き」Kv.331
ピアノ・ソナタ 第 2番 ヘ長調 Kv.280
ピアノ・ソナタ 第13番 変ロ長調 Kv.333
録音 2011年5月/パリ・改革派受胎告知教会
Piano ベヒシュタイン D-280 Ser.No. 192555
輸入・販売元 キングインターナショナル

HMV キングインターナショナル レビューより
1925年8月生まれ、85歳(録音当時)のチッコリーニによるモーツァルト最新録音の登場です。第11番の第1楽章のゆったりとしたテンポ設定はもはや巨匠にしか許されない聖域。神々しさと美しさに満ちた世界です。トルコ行進曲はらくらくとしていながら一寸の乱れもなく、それでいてちょっとたどたどしさが漂うリズムのユーモラスな感じも見事に決まっていて、完璧です。モーツァルトの音楽には「遊び心や芝居っ気がある」と語るチッコリーニ。モーツァルトが作品中にちりばめた、思わずクスッと笑ってしまうような箇所を実に自然に引き出しています。モーツァルトが18歳の時に書いたヘ長調のソナタの第2楽章の哀愁を帯びたアダージョは感涙もの。やはり茶目っけのあるアウフタクトで始まる第13番の冒頭もノックアウトもの。巨匠チッコリーニが愛器ベヒシュタインを完璧に手中におさめて語りかけてくる、見事なモーツァルトです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です