静けさ

2007年6月22日(金)

骨を彷彿させる手すりのある階段を下って扉を開くと、教会に入った時に感じるようなひんやりとした空気が全身を包み込む。

静寂な空間の中で、聴こえてくる音は心の中に直接入り込んでくる。

元々、古楽器演奏主体に考えられた空間だけあって、リコーダーやリュートの音色がふさわしいかもしれない。
ピアノの音が下手をすると暴力的になってしまう。

Shoumeido

つい華やかさだけが好まれがちな世間だが、ここ松明堂(西武新宿線 新所沢)の過去の数多くの演奏会が作り上げた空間が放つオーラは、ヨーロッパの古い街で感じるような静けさを思わせる。

pppがあるからppもpもある、人が美しいと思う事ができるfffは生理的に限界がある。しかし、pppは極めて無限であり、無限であればこそ、自由な芸術が創造できる。

集中した2時間での調律と整音で肉体は疲労したが、心洗われ帰路につく事ができた。

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