2015年11月8日(日)
ピアノ技術者様にご紹介頂きました千葉県のお客様宅に、ベヒシュタイン12ｎを納品致しました。
始めてご来店頂いたのが約3週間前、、、
大人になってからジャズピアノを始め、ある時ヨーロッパ製のアップライトをお弾きになった時にその音色に深く感動し、ピアノ探しを始められたとのこと。音色に対する感性が非常に豊かなお客様で、沢山のピアノをお弾きになる中で一台一台の個性を愉しんでらっしゃるご様子でした。
最終的にはスタインウェイZ114とベヒシュタイン12ｎの2択となり、再来店を頂いた上で、ベヒシュタイン12ｎでのご成約となりました。その時に、
「スタインウェイZはジャズバーなどでずっと聴いていたくなるような音色が素敵でしたが、ベヒシュタイン12ｎは音色を聴いていると、まるで音と自分が向き合っているような感覚がします」というご感想を仰っていたのが大変印象的でした。私たちスタッフもベヒシュタインの魅力はその部分にあると常々感じておりますので、このようなご意見を賜れて本当に仕事冥利に尽きる思いが致します。
それにしても、このC.Bechstein12ｎと和室の組み合わせ、非常に素敵だと思いませんか？
障子やふすまの直線に、ベヒシュタインの直線美がこれ以上ない絶妙な配置で交じり合い、レトロ且つモダンな雰囲気を漂わせています。まさに和と洋の完璧なクロスオーバー。なんとなく谷崎純一郎の小説に出てきそうな光景というか、昭和モダン的な雰囲気を感じるのは私だけでしょうか。
月の光が障子越しに差し込む夜にドビュッシーやビルエバンスを弾かれたら、きっと得も言われぬ陶酔境の果てに連れて行かれることでしょうね。
本日はベヒシュタイン12ｎのご納品、誠におめでとうございました。