ユーロピアノ技術者 尾山格による“イキモノピアノ”イベント風景

今回のテーマは、「メンテナンス・新品中古の違い、選び方」でした。
ピアノは、生き物のように動いているので、長く良い状態を維持できるように手入れが必要な楽器です。弦は一本約80-90Kgで引っ張られて伸び続け、木は呼吸していて温度湿度に反応して動く。伸びる、動く=生きているからこそ魅力的な音がするのだそうです。
ベヒシュタインピアノは、よく動き音の変化を楽しめます。部品交換をすれば孫の代までもつといわれておりますが、信頼できる調律師(技術者)にメンテナンスを依頼すればこそですね。イキモノのように大事にして、末永く最高の音を楽しみたいものです。

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ピアノの中身は、木の香りがして、見た目にも美しく神秘的です。
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ベヒシュタインのConcert8を使っていろいろ説明し、最後に恒例、尾山のピアノ演奏でした。曲は、バッハの平均律第1集のNo.24プレリュード、モーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプスなど。Concert8は、フジ子ヘミングさんもご愛用されているピアノです。現在、汐留サロンのスタジオCでお弾きいただけます。

次回は12月5日(土)10:30-12:00で「構造と材料 ベヒシュタインの場合」
500円/一人(お茶付き)