2012年3月18日(日)

畏敬

Die Kunst der Fuge とはよく言った物だ。 調律が終わりリフシッツのリハーサルが始まった。その演奏は、バッハの創造した響きの構築美の偉大さを改めて僕に提示し、音楽そのものに対して畏敬の念を抱かせた。 時の… 続きを読む

2012年3月8日(木)

合奏

先週末になるが、国立市の芸小ホールでプレイエルを使用したコンサートがあり、調律の仕事をさせていただいた。 今年、国立音楽大学大学院を今年度修了する岡本さんが企画を立て、彼が所有するコルトー時代のプレイエル “モデル3bi… 続きを読む

2012年3月4日(日)

納品

先週の金曜日、ベヒシュタイン M/P-192が今度相模原市に新設された相模原市立城山文化ホールに納品された。 納品時はあいにくの小雨だったが、トラックヤードにひさしもあり、運送屋さんが手際良く作業して下さったので、ピアノ… 続きを読む

2012年2月29日(水)

会話

流石聞こえてくる響きがいいね~ 先日、コンスタンチン・リフシッツと樫本大進の両氏がコンサートのProbeにユーロピアノ八王子工房にやってきた。 リフシッツ氏が紀尾井ホールでのリサイタルに、ベヒシュタインを使うかどうかの確… 続きを読む

2012年2月24日(金)

試聴

今回は試弾でなく試聴 珍しいスピーカーシステムがマウントされたベヒシュタイン M (180cm)がドイツよりちょっと前に入庫した。早速工房内で社内にある小型アンプを接続しiPhoneをつないだ音を聴いてみた。弦楽器の響き… 続きを読む

2012年2月14日(火)

着地

引き取ったエラールのアクションの八王子工房での修復が完了し、作業に当たってくれたNさんと今日設置に伺った。 現代のアクションとは部品寸法が異なるっているので交換ではなく有るものを如何に修復するかがポイントになる。 ハイテ… 続きを読む

2012年2月4日(土)

発明

今回1800年代のフランスのエラール (Sebastian Erard) の調整を引き受ける事になった。 お客様の自宅で調整をやりきる事が場所と道具の問題で少々困難な感じだったので、昨日アクション部分だけを引き取らせてい… 続きを読む

2012年1月21日(土)

撮影

昨年初頭、20数年ぶりにTBS緑山スタジオに行った。以前務めていた会社は放送局の楽器管理業務が中心になっていたので、ドラマの収録時セットの中でピアノが使用されたりする時のピアノの調律もしばしばあった。多いときは週に数回緑… 続きを読む

2012年1月2日(月)

年頭

自分ごときは未だ未だ飛び回らなければならなく、目が回るような2ヶ月だった。霜月と師走と陰暦で言うが、暦の謂れさえ咀嚼する間もなく月日が駆け抜けていった。年末紅白歌合戦を見て、漸く一年が閉じ、新しい年が始まるという事を認識… 続きを読む

2011年11月22日(火)

巨匠

昨晩家に帰ったら頼んでいたアルド・チッコリーのCDが届いていた。いそいそと開封し、早速聴いてみた。 音符の少ない音楽をここ迄色彩感豊かに生き生きと表現できる物だな。。と聴き入ってしまった。 ペダルの使い方が、フレーズの抑… 続きを読む