2014年1月23日(木)
思い出の指揮者の訃報は関西出張中に聞きました。
Claudio Abbado氏が80歳で亡くなった。
自分が初めてプレゼントでもらったCDがアバド指揮ウィーン・フィルのブラームス:ハンガリー舞曲集だった。NHKの名曲アルバムで第5番を聴いて興味を持ったのだが、アバドの演奏を聴いてさらに衝撃を受けた。
ダイナミックレンジの広さ、リズム感、そしてウィーン・フィルの音色。それがハンガリー風なのか?と言われるともともとの曲の内容にもよるが、自分にはとても新鮮で、それ以降アバドという名前が記憶されました。
それから30年近く、カラヤンの後任としてベルリン・フィルに就き、さらに病に倒れ復帰し、といろいろあったと思う。メンデルスゾーン、ブラームス、ベートーヴェン、マーラー、さらには現代の作曲家までレパートリーは幅広かった。ピアノ協奏曲のパートナーとしてもブレンデル、ポリーニ、アルゲリッチ、ピリス、、キーシン、ゼルキン、グルダなど、ほかの楽器ではミルスティン、ミンツ、ヴェンゲーロフなど枚挙に暇がない。合わせものでの信頼も厚い彼の人柄が偲ばれる。
自分のクラッシック音楽を聞くというきっかけになった一人なので、やはり残念です。
改めてじっくり聴きなおそうと思う。同じ世代にムーティ、メータなどがいる。確実に世代交代がすすんでいる。