2019年5月5日(日)
ピアニストのJ.デムスがこの4月に亡くなりました。90歳とのこと。「ウィーン三羽烏」の一人で、演奏だけでなく古楽器の収集でも有名でした。
私はその三羽烏のうちの一人、F.グルダが好きでよく聞いていますが、実演を聞いたことはありません。デムスは30年くらい前にザルツブルクで実演を聞いていました。
母親と初めて夏のヨーロッパへ駆け足旅行（イギリス、ドイツ、オーストリアを約10日で巡る強行軍）した際に、ザルツブルクに立ち寄り、街の各所で行われているコンサートの一つへ行きました。おそらく、音楽祭に参加している演奏家とデムスの室内楽コンサートだったと思うのですが、ソロもありました。Mozartのファンタジーを弾いていたと思うのですが、記憶がかなりあいまいです。デムスだったと知ったのもかなり後のことで、コンサートのパンフレットを見返していたら、「あれ？あの人はデムスだったのか！」といった具合。
今はもっといろいろと予習してから行くべきだったと思いますが、当時は中学生で音楽は好きでしたが、どちらかというとシャーロック・ホームズの住居「ベイカー街221B」に行ったことの方に興奮していました。
これを機にデムスの追悼盤など出ると思うので、今一度聞き直してみようと思います。