2021年4月18日(日)
スイスのラ・ショー=ド=フォンに録音で非常に有名なホールがあります。このエリック・ル・サージュのシューマンシリーズはそこで録音されています。はじめスタジオなのかな?と思っていましたが、写真で見ると1,000人以上が入るホールでした。フィリップスレーベルの録音がよくここでされていたので、耳になじみがありました。過去にグリュミオーやアラウ、ヘブラーなども録音してます。
このCDの「暁の歌」はシューマンの晩年の曲で難解な曲と言われていますが、聞いている方はいろいろと想像しながら勝手に聞いています。ソナタ第2番も熱い演奏です。そしてシューマン独特の音の重ね方が非常にクリアに録れています。スタインウェイの輝かしい音がホールに馴染むというのか少し落ち着いて聞こえます。
このジャケットの絵もC.D.フリードリヒの作品でいいですね。窓から何をのぞいているのか?想像を掻き立てます。このαレーベルはジャケットにも凝っていて美しいです。